寿人よ。まぁ頑張れ。

[ベガルタ]
ついに来たか。と言う感じ。
寿人の広島移籍はほぼ間違いないとのこと。心の準備はしていた。ショックは無いと言えば嘘になるが、選手としては当然の選択かなと思う。ネット上では寿人を叩く勘違いな意見も見えてくるが、私は責めたりはしない。現実仙台はＪ２チーム。選手まして彼の年齢ならばチャンスがあればチャレンジすべきだし、そういう気持ちがあるあからこそこれまでもやって来れたはず。選手としては当たり前のことなのだ。

だが一方仙台のフロントの対応。これが問題だ。ベルデニック解任騒動以降というか、もうすでに今シーズン開幕前のチーム作りの時点から、結果論ではあるが本当にＪ１昇格を目指したビジョンの元でチーム作りをしてきたか疑問が残る。そして今シーズンの結果が出たあとの結果に対する責任の取り方。ベルデニックは解任というかたちで責任を取らされた。フロントは自らの責任をどのようにあらわすのか。現時点では全く見えてこない。さらに来季のビジョンもＪ１を至上命題としながらもそれに見あうチーム作りをしようという対応がまだ不充分。寿人が移籍することを言い訳にはできない。台所事情が厳しいのは確かだが、仙台より少ない運営費で結果をだしているチームもあるのだから、フロントは自分達の能力の無さを謙虚に自覚し、最大限に努力してほしい。そしてその努力をサポーターに見える形でやってほしい。説明責任を果たすのも重要な仕事。逃げてはいけない。

寿人の移籍は、サポーターにとってこれまで経験した選手移籍の中でも最もといっていいほどだと思う。エースが移籍するんだから。視点を変えればサポータもこういったショックを受けるのも経験なのかもしれない。チームは強くなろうが弱くなろうが前に進むしかないが、サポーターが誇れるチームづくり（けして馴れ合い集団ではない！）をフロントには目指してほしい。サポーターのチームへの愛はチームを誇れるからこそ生れるものだから。